篠つく雨
さざ抜けの向こう側のような
ぼやけた記憶の中
あの日の愛しいあなたの
その声と仕草
もう一度あなたに愛されたいと
心が未来に進むことを拒んでいる
ずっと
いっそ出会わなければ良かっと思う
喜びも悲しみもなければそれでいい
篠つく雨が降るように
涙が心を濡らしてる
無数に落ちる雫の音を捕まえ1人
あなたとの物語の続きを奏でている
もう一度あなたの腕に抱かれて
身を預けて優しさに包まれて眠りたい
いっそ想いの全てが消えてしまうほど
涙を流せたらどれだけ良いでしょう
村時雨の雨のように消えて
光に変わる日を待っている
0コメント