暁
最盛、盛者必衰の断りなんて言葉は知らない
不知火程度の光の輝きで終わらせてたまるか
快晴何度この羽を失ってもちぎられようとも
再生幾度となく起き契りを交わすのさ
色彩の鮮やかで華やかな記憶の中の映像を
行き先の朧げで霞がかった未来の空の中に
水彩の艶やかな筆を振り腕を振り思いの限り
完成するその日まで描き続けるさ
この歌が永久に続く
そんなことは望んでない
暗闇の中に一筋の
光の帯を探すのさ
暁のこの空の中
静寂に包まれ
この先に訪れる
嵐を待つのだろう
喝采浴びるのは一切媚びることのない
真理と原理だけさ
倫理を語るには身も心もまだ幼すぎるけれど
先天性偽聖職者の正義に
晒され荒らされ枯らされ
平穏な日々を貪る俺もあんたも
きっとどうかしてる筈だ
梅雨と落ち、梅雨と消える
短き定めだから
灰になって消えてしまう前に
炎を燃やし赤く染まる
暁のこの空の赤
月日は繰り返して
語り尽くせぬ夢の中
言葉を紡いでゆく
暁のこの空の中
静寂に包まれ
この先に訪れる
嵐を待つのだろう
暁のこの空の赤
月日は繰り返して
語り尽くせぬ夢の中
言葉を紡いでゆく
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